2004年01月16日 |
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はじめに 初めての運転免許証の更新の時期がやってきました。 平成14年(2002年)の道路交通法の改正によって、初回の更新のときには、120分の講習を受けなければならなくなっています。 ところが、埼玉県民の場合、その講習を受けられる場所は鴻巣市にある「運転免許センター」(通称:鴻巣免許センター)ただ一ヶ所だけで、私の家(所沢市)から行くには2時間近くかかります。はっきりいって東京の府中試験場のほうが近いです。 なんで免許の更新のためにこんな旅をしなければならないのだろうか、ということで皮肉をこめてこの項目を作ることにしました。でも、結果的には免許更新とはあまり関係のない、埼玉県内の市・町(特に川越市)の紹介コーナーになってしまったような・・・ |
所沢市(ところざわし) 人口:約33万人 面積:71.99km2 <特例市> | ||
![]() 小手指駅 |
![]() 所沢駅 |
![]() 新所沢駅 |
私が住んでいる市です。埼玉県で3番目(4番目?)に多い人口を持つ都市で、古くは鎌倉街道の宿場町であり、鎌倉時代末期には新田義貞の軍が幕府軍と最初に激突した(小手指ヶ原の合戦)場所でもあります。また、明治44年には、日本で初めての飛行場(空港)が作られ、日本の航空発祥の地といわれています。西武ライオンズの本拠地(西武鉄道の本社もある)であり、狭山茶が特産品です。ちなみに、映画「となりのトトロ」の舞台は、昭和30年代の所沢がモデルになっています。 小手指駅から西武池袋線で所沢駅へ、所沢駅から西武新宿線で本川越駅へ向かいました。上には所沢駅の外観や、新所沢駅のホームの写真がありますが、実際には、所沢駅から外に出たり、新所沢駅のホームに降りたりする必要はありません。実は間違えて新所沢どまりの電車に乗ってしまったので降りることに・・・ |
(西武新宿線 所沢→新所沢→本川越 ¥260)
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狭山市(さやまし) 人口:約16万人 面積:49.04km2
所沢市・入間市とともに狭山茶の産地。ホンダの埼玉製作所がある。
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川越市(かわごえし) 人口:約33万人 面積:109.16km2 <中核市> | ||
![]() 本川越駅 |
埼玉県で4番目(3番目?)に多い人口を持つ都市です。 室町時代の1457年に、関東管領の上杉持朝の命により、大田導真、道灌の父子が河越(川越)城が築いた地であり、1546年には、日本三大夜戦の一つといわれる「河越(川越)夜戦」が起き、この戦いで勝利した北条氏の支配下となりました。江戸時代には川越藩が置かれ、江戸の北を守る要衝として、また、物資の供給地として発展をとげ、「小江戸」と呼ばれるようになりました。明治26年の大火により大きな被害を受けたことをきっかけに、火に強い蔵造りの建物が多く作られるようになり、現在でも蔵造りの町並みが残っています。大正11年には、県庁所在地の浦和をさしおいて、埼玉県で最初の市となりました。 本川越駅を降りてから、免許センター行きのバスが出る時間まで50分以上あるので近くの観光スポットを回ることにしました(・・・というのは嘘で、最初からそのつもりで時間を空けたのした)。 駅を出て左(北)へ直進して、10分ほど歩くと、蔵造りの町並みの一番街へ到着します。車の通りが多い通り沿いであるにもかかわらず、古い町並みがよく保存された美しい商店街です。 そして、その脇に、鐘楼「時の鐘」がそびえ立っています。寛永年間(1624〜44)に川越城主・酒井忠勝の命によって建てられたのが最初で、現在あるのは、明治26年の大火の後に再建された4代目のものです。一日に4回(午前6時・正午・午後3時・午後6時)、自動的に鐘が鳴るようになっています。環境庁からは、「日本の音風景百選」の認定を受けています。 そこから少し西へ行ったところに菓子屋横丁があります。明治時代からこの場所に駄菓子屋が多く作られ、関東大震災で東京の駄菓子屋が壊滅的な被害を受けたときに、それに代わる駄菓子の製造・供給の拠点として発展したそうです。現在では、菓子屋の数は15軒くらいで、さつまいもを材料にした菓子が多いです。 バスの時間になったので、蔵造りの町並みの中にある、一番街バス停へ行きました。向かい側には、人力車がありました(写真)。なお、左の写真のバックには、明らかに蔵造りでない建物が見えますが、この建物(埼玉りそな銀行川越支店、旧第八十五銀行本店)は大正7年に作られた洋風建築であり、登録有形文化財に指定されています。 |
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![]() 一番街 |
![]() 時の鐘 |
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![]() 菓子屋横丁 |
![]() 買ったお菓子 |
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![]() 人力車 |
(東武バス 一番街(川越市)→鴻巣免許センター \670)
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川島町(かわじままち) 人口:約2万3千人 面積:41.72km2
その名の通り、荒川・入間川などの川に囲まれた島のような地形の町。
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吉見町(よしみまち) 人口:約2万2千人 面積:38.63km2
古墳時代後期の横穴墓群で国指定史跡の「吉見百穴(よしみひゃくあな)」がある。
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鴻巣市(こうのすし) 人口:約8万4千人 面積:35.87km2 | ||
![]() 運転免許センター |
![]() 道路にあるゲート |
![]() 鴻巣駅 |
江戸時代に中山道の宿場町として整備されました。特産品のひな人形は370年の伝統をもちます。近年は、花の生産も盛んで、「ひな人形と花のまち」としてアピールしています。 バス揺られること約50分、終点の鴻巣免許センター(バス停の名前)に着きました。(って前回もこんなことを書いたような・・・)更新の手続きは、書類への記入・収入証紙の購入→視力検査→写真撮影→講習 という手順でした。講習はつまらないだろうなと予想していましたが、意外にも、大学の下手な授業よりはずっと面白いくらいでした。ちなみに、2003年の埼玉県での交通事故死者は、北海道に次ぐ第2位の多さだったそうです。 講習が終わると、まったく何の問題もなく、新しい免許証を入手することができました。 帰りは、鴻巣駅まで歩いて、電車で帰ることにしました。 |
(JR高崎線 鴻巣→池袋 \740)
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北本市(きたもとし) 人口:約7万人 面積:19.84km2
市内にある石戸蒲ザクラ(いしとかばざくら)は日本五大桜の一つ。
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桶川市(おけがわし) 人口:約7万4千人 面積:25.26km2
かつての紅花の特産地で、「べに花の郷 桶川市」のキャッチフレーズを掲げている。
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上尾市(あげおし) 人口:約21万人 面積:45.55km2
「あなたにげんきをおくるまち」がスローガン・・・
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さいたま市(さいたまし) 人口:約102万人 面積:168.33km2 <政令指定都市>
県庁所在地。平成13年5月1日に浦和・大宮・与野の3市合併により誕生。さいたま新都心は首都機能の一翼を担う。
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蕨市(わらびし) 人口:約7万1千人 面積:5.10km2
日本一面積が小さい市。日本一人口密度が高い市町村でもあり、その高さは東京(23区合わせて)すら上回る。
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川口市(かわぐちし) 人口:約46万人 面積:55.75km2 <特例市>
東京に近いため、ベッドタウンとしての発展が激しく、埼玉県で2番目に多い人口をもつ。
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以降は東京都
これにて終了 |