2007年8月15日
<JR東海・JR東日本>中央本線鈍行の旅
愛知県→岐阜県→長野県→山梨県→神奈川県→東京都


2007年夏。里帰り。
名古屋近郊から東京近郊への移動です。
しかし私は何を血迷ったのか、中央本線の鈍行を利用しようとしたのである。

中央本線は東京駅から名古屋駅までの路線です。
しかし、東海道線・東海道新幹線があるため、その2都市を結ぶ事など考慮されておらず、
運行形態は、JR東日本・JR東海の境目である塩尻駅で完全に分断されてます。
また、東京近郊・名古屋近郊以外では、東海道線に比べて鈍行電車の本数も少ないです。

※写真をクリックすると大きいサイズの写真が表示されます。
 (今回は今までと違って、別窓で開きます)
高蔵寺(愛知県春日井市)
<愛知環状鉄道→JR東海・中央本線>
6:45
この駅で愛知環状鉄道から中央本線に乗り換えました。

ここは、名古屋駅まで普通電車でも30分ほどのところであり、いわゆるベッドタウンです。
ただし、すでに濃尾平野の端っこに達しており、これから乗る下り電車はいきなり山越えとなります。

(※JR東海の区間では名古屋方面が上りです。JR東日本の区間では東京方面が上りです。)
(313系・セントラルライナー用)
この車両は、乗車券の他に整理券の購入が必要である「セントラルライナー」用の仕様になっていますが、このときは単なる普通電車として運行していました。

高蔵寺を出ると山越えとなり、越えた先が多治見です。ちなみに、多治見市では、この次の日に日本最高記録である40.9℃という気温が観測されました。

駅前は住宅地・駅間は農地という傾向が、進むにつれ強くなっていきました。
中津川(岐阜県中津川市)
<乗り継ぎ>
7:36
中山道の宿場町中津川です。(この先も下諏訪までは中山道沿いを走り続けます)

名古屋から直通の普通・快速電車は、ほとんどがここまでで運転を終えてしまいます。
そして、ここから塩尻までの区間は、一時間に一本ほどの特急「しなの」と、二時間に一本ほどの普通電車しかありません。
鈍行電車の旅をするときにはここが難関です。

もちろん、今回はちゃんと時刻表を調べてから来たので、ほとんど待たされることなく乗り継ぎができました。(むしろ急がされたほどに…)
南木曽(長野県木曽郡南木曽町)
8:10
「南木曽」と書いて「なぎそ」と読む。
後から来る特急の待ちあわせのために長時間停車していました。

この列車は、ワンマン運転です(313系・ワンマン運転用)。
またこの区間は大部分が無人駅のため、バスのように整理券を発行して、降りるときに運転手のところで支払うという方式になっていました。(そのため一番前の扉しか開かない)
ただしこの南木曽駅など、駅員がいる比較的大きな駅では、普通にドアを開けて会計を駅員に任せています。
木曽福島(長野県木曽郡木曽町)
9:05
南木曽を出ると、沿線の平地は少なくなり、渓谷の中を走り抜けていくことになります。
ちなみに乗客の数は、2両編成の列車の席がちょうど埋まるくらいでした。中津川からほとんど入れ替わっていません。

ここは特急停車駅の木曽福島。久しぶりの町らしい町で、多少乗降がありました。
塩尻(長野県塩尻市)
<乗り継ぎ(JR東海→JR東日本)>
9:54
JR東日本とJR西日本の境界、塩尻駅です。
篠ノ井線との乗換駅…ではありません。中津川方面からの中央本線の列車も、甲府方面からの中央本線の列車も篠ノ井線に直通しています。
むしろ、「中央本線」に乗り続けるためにはここで乗り換えなければなりません。

ついさっきまでの山奥風景が嘘のような平地です。
右の写真が、これから乗る車両です。(115系)(奥に見えるのはこれまで乗ってたやつ)
上諏訪(長野県諏訪市)
10:32
これまでの渓谷とはうって変わって、駅間でも住宅地が続いています。

この上諏訪駅では、やたらと多くの人が降りました。どうやら花火大会があったようです。
甲府(山梨県甲府市)
<途中下車・乗り継ぎ>
11:39〜12:54

山梨県の県都、甲府です。途中下車しました。
武田信玄の本拠地であり、大河ドラマ「風林火山」にちなんだキャンペーン中のようです。
県庁所在地の中心地なのに、e-mobileの電波はありませんでした。

県庁で風林火山の展示をしてるようなので寄ってみましたが、有料だったので、結局そこで食事をしただけで帰りました。(←ケチ…)

甲府からはまた115系に乗って高尾へ向かいました。
沿線は…、かなり寝てたのでよくわかりません…(オイ)
相模湖(神奈川県相模原市)
14:27
神奈川県の北西の果て、旧・相模湖町です。
東京都まであとちょっと…
高尾(東京都八王子市)
<乗り継ぎ>
14:36
ついにやってきました東京都。
都心で一般的に「中央線」と呼ばれる区間に到達です。

ここから乗る車両は、オレンジ一色の201系。
長らく中央線快速の顔でしたが、新型のE233系に取って代わられつつあります。
西国分寺(東京都国分寺市)
<中央(本?)線→武蔵野線>
15:00くらい?
ここで武蔵野線に乗り換えます。
これにて、両端まで少しずつだけ達していない、微妙に不完全な中央本線の旅は終了です。

しかし…なんだこの暑さは…。
乗換えで待ってるだけで汗が止まらぬ…。

これが異常な酷暑の始まりだった。

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