2004年11月23.24.28日
”遊”名山30 挑戦記 その2


行った日 行程 遊名山30(ポイント) 市町村
2004年11月23日 横瀬駅→六番峠ハイキングコース→琴平神社→
日向山丸山→芦ヶ久保駅
日向山(633)
丸山(960)
(埼玉県)
横瀬町
ひょんな事から急遽予定変更するはめに…
10:48 横瀬駅
今回はずっと横瀬町)
 しつこいまでに、このコーナーで登場する横瀬駅です。
 本当は一つ手前の芦ヶ久保駅に行き、そこから日向山へ向かうつもりだったのですが、電車に乗り遅れてしまいました。芦ヶ久保を通過する「特急レッドアロー・ちちぶ」はあるものの、芦ヶ久保に停車する電車はかなり待たないと乗れませんでした。

 地図を見ると、特急が停車する横瀬駅からも、日向山へ向かう登山道があるようなので、予定を変更して、そちらに行くことにしました。
11:07 明智寺(秩父札所9番)
11:27 法長寺(秩父札所7番)
11:39 卜雲寺(秩父札所6番)

 しばらく住宅地を歩きます。途中にある札所に立ち寄りながら進んでいきました。(写真は法長寺)

 卜雲寺から少し先の、釣り場の脇から山道(六番峠ハイキングコース)に入ります。特に案内板はなく、分かり辛いです。
12:48 琴平神社

↑あしがくぼ果樹公園村方面クリックで拡大

↑琴平神社(クリックで拡大
 卜雲寺からの山道は、さほど険しいところもありませんが、水が流れていてぬかるんだ所が多く、鬱陶しかったです。

 「高原パーク横瀬」というキャンプ場(?)の前からは車道歩きになり、少し進むとこの琴平神社があります。
 下には集落があり、そこは、「あしがくぼ果樹公園村」と呼ばれています。芦ヶ久保駅から登り始めた場合は、その集落を通り抜けて来ることになったはずです。

 日向山の山頂へは、琴平神社の横を通り抜けて進んでいきます。
13:17〜13:30 日向山(ひなたやま)
(633m)

 日向山の山頂です。南側には武甲山が見えます。(ただし、この時間では逆光になって見づらいです)

←<写真>
左:(字が消えかけている)山頂の看板
右:武甲山方面(クリックで拡大
13:40 木の子茶屋
13:52 再び山道へ
 日向山から東側に降りると、あっという間に「木の子茶屋」という食堂にたどり着きます。
 ここから車道を少し登ると、右側に丸山(県民の森)への登山道の入り口があります。
14:43 県民の森  割と急な坂道をひたすら登っていくと、県民の森という施設に着きます。(どんな施設なのかは知りません…)

 ここと丸山山頂との間には、駐車場があります。つまり、車でここまで登ってくることも可能です。
14:55 丸山(960m)

クリックで拡大
 立派な展望台がある、丸山山頂です。写真で左下に見える柱が撮影ポイントです。
 ここからの眺めは奥武蔵随一…と言われているはずですが、さほどよく見えませんでした。

 日没まであまり時間が無いので、急いで引き返しました。
15:48 分岐点
(芦ヶ久保まで2.75km)
 13:52に通った分岐点にたどり着くよりも前に、芦ヶ久保駅方面への分岐があったので、そちらへ向かうことにしました。

 (日没までに間に合いそうもなければ、果樹公園村の中を抜けていくルートを通った方が安全だろうと思います)
16:15 ふもとの町へ

クリックで拡大
 山道が終わり、住宅地にたどり着いた頃、ちょうど日没でした。

 ←写真は夕焼けに浮かぶ武甲山です。
16:50 道の駅・果樹公園あしがくぼ
(芦ヶ久保駅前)

 2004年3月に開業した道の駅です。ちなみに、電車の芦ヶ久保駅の「駅前」にあります。

 運転手だけでなく、降りてきた登山者の休憩所としても役に立ちます。



行った日 行程 遊名山30(ポイント) 市町村
2004年11月24日
(なんと4日連続)
(所沢駅からのバス)将軍塚バス停→将軍塚 八国山(89) (埼玉県)
所沢市
将軍塚だけに行くのならば簡単。企画としては八国山緑地を東西に通り抜けて欲しいのだろうけど…
八国山・将軍塚
(所沢市だが東京都東村山市との境目付近
 西武池袋線・新宿線の所沢駅から、西武園駅(もしくは西武園ゆうえんち)行きのバスで、将軍塚バス停まで行けます。

 そこから八国山へ入る道が多少わかりづらいですが、それさえ見つければあっという間に将軍塚に着きます。ちなみに将軍とは、この地で鎌倉幕府軍と戦った新田義貞のことです。

 普通の街中の住宅地から突然山奥に来てしまうという不思議な体験ができます。



行った日 行程 遊名山30(ポイント) 市町村
2004年11月28日 正丸駅→正丸峠伊豆ヶ岳→古御岳
→高畑山→天目指峠→子ノ権現
→豆口峠→竹寺→小殿バス停
正丸峠(630)
伊豆ヶ岳(851)
子ノ権現(640)
天王山竹寺(490)
(埼玉県)
飯能市・名栗村
一挙に四箇所をめぐりました。
正丸駅→子の権現
(→吾野駅)の区間は、関東ふれあいの道「伊豆ヶ岳を越えるみち」
(吾野駅→)子ノ権現→小殿バス停の区間は、関東ふれあいの道「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」
指定されています。

※名栗村は2005年1月1日より飯能市の一部になりました。
9:30 正丸(しょうまる)
(飯能市)

↑駅前には登山者集団が(クリックで拡大
 西武秩父線の正丸駅です。西武秩父駅と似たデザインです。(西武秩父駅は芝桜のページで扱いました)

 ねじれたような変な階段(言葉では説明しづらいが…)を降り、線路の下をくぐって進んでいきました。
9:55 分岐点
(飯能市)
 この場所で、伊豆ヶ岳へ直接登る道と、正丸峠へ向かう道に分岐します。まだ道は舗装道路です。
10:07 旧正丸峠との分岐点
(飯能市)
 しばらく登っていくと、正丸峠ガーデンハウスや旧正丸峠方面に向かっていく道と分岐します。ちなみに、正丸峠ガーデンハウスの宿泊券は、遊名山の完全制覇の際の、抽選でもらえる商品のうちの一つになっています。

 意外ときつい坂を登り続け、さらに、長い階段を登りきるとそこが正丸峠です。
10:27〜10:40 正丸峠
この後、竹寺付近までずっと飯能市・名栗村の境)
 正丸峠です。とはいえ、ここは車道(国道299号線)が開通したときにそう呼ばれるようになった所であり、もともとの正丸峠(旧正丸峠)はここからかなり北の方にあります。
 その車道も、正丸トンネルの開通によって、国道ではなくなってしまいました。しかし、ドライブコースとしては今も人気があるらしいです。
10:55 小高山  正丸峠と伊豆ヶ岳の間にある山頂(?)です。
11:10 男坂・女坂の分岐点  伊豆ヶ岳の山頂に登る道は、男坂と女坂に分かれています。
 男坂は岩場を鎖を使って登っていく道で、女坂は比較的緩やかな巻き道です。ただし、男坂は落石の危険性が高くなったので通行禁止になっています。(でも、注意書きの内容からすると、自己責任で入る人は黙認するような感じでしたが…)
 私には、そんな所へ行く度胸は無いので、女坂へ進みました。
11:22〜11:30 伊豆ヶ岳(851m)

左:山頂の看板
右:武川岳方面(クリックで拡大
 女坂を進むと、あまりにもあっけなく山頂に到着してしまいました。

 この山の名の由来として、遠く伊豆まで見渡すことが出来るからだという説がありますが、実際には見えないとのことです。

 ここが今日のコースの最高地点(851m)です。「予想以上に楽なコースだったな」と、この時点では思いましたが、現実はそんなに甘くはなかったです。
12:00 古御岳(830m)
12:45 高畑山(695m)
13:07 中の沢の頭(622m)
 伊豆ヶ岳山頂からは、突然の急な下りになります。そして次は、突然の急な登りになり、登りきったところが古御岳(830m)です。伊豆ヶ岳からわずか21m降りるだけにかなり苦労させられます。

 その後も、登ったり下ったり登ったり下ったり…とひたすら続き、どんどん体力を消耗していきます。正丸駅〜伊豆ヶ岳の区間とは比べ物にならないほどきついです。
13:33 天目指峠(あまめざすとうげ)(475m)

↑天目指峠の伝説(クリックで拡大
 車道が通っている天目指峠です。

 「天を目指す峠と」は凄い名前だと思ってしまうのですが、案内板によると、「天目」とは豆柿という柿の一種の事で、「指」とは焼畑農法の事らしいです。つまり焼畑で豆柿を栽培するという事みたいです。(こんなこと明かさない方がかっこいいのに…)

 天目指峠から子ノ権現方面に向かおうとすると、とんでもない急坂を登ることになります。まるで天を目指すが如く…
14:27〜14:48 子ノ権現

↑大わらじと大下駄(クリックで拡大

↑仁王像(クリックで拡大
 かなり疲れ果てた状態で、ようやく子ノ権現(天龍寺)にたどり着きました。ここは足腰の神様として知られていて、大わらじや大下駄が有名です。本堂の中にはなんと大ハイヒールもありました。
 寺院なのに鳥居があったり(私は気付かなかったけど、有るらしい…)して、神仏習合の名残があるようです。そもそも、「権現」は神仏習合思想での用語です。

 写真撮影ポイントの山門は、伊豆ヶ岳側の入り口とは反対側の入り口に有ります。
 
 竹寺方面へは、来た道を少し引き返してから左に曲がって行きます。
15:28 豆口峠  この区間は比較的アップダウンが少なく、割と楽に歩けます。
 子ノ権現と竹寺の中間あたりに豆口峠があり、昔はここで疫病神を追い払う儀式が行われたという様な事が書かれた看板が立てられています。
15:49〜16:00 竹寺
(飯能市)

↑本堂(クリックで拡大

↑鳥居と茅の輪(クリックで拡大
 東日本で唯一、神仏習合の姿を今に残す寺、天王山竹寺(医王山薬寿院八王寺)です。(ってことは子ノ権現は神仏習合ではないの?)
 本堂は、数年前に不審火によって焼失してしまい、平成15に再建されたとのことです。

 神仏習合なので、鳥居がありますが、その鳥居には輪になった綱が取り付けられています。これは「茅の輪」と呼ばれるもので、くぐると厄払いの効果があるらしいです。

 時刻は16:00。日没まではもう30分もありません。実はかなりまずい状態です。
16:56 小殿バス停
(名栗村)
 竹寺からは、少し登ってから下りになります。小殿バス停までの標準の所要時間は35分程のはずですが、50分以上かかってしまいました。
 日没時間を大きく越えてしまいましたが、かろうじて明るさが残っているうちに何とか県道までたどり着きました。バスに乗って、飯能駅へと向かって行きました。

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