2004年12月3,14.16日
”遊”名山30 挑戦記 その3


行った日 行程 遊名山30(ポイント) 市町村
2004年12月3日 黒谷駅→蓑山(美の山公園)→皆野駅
御花畑駅→秩父ミューズパーク展望台
<<<秩父夜祭>>>
蓑山(587)
秩父ミューズパーク(359)
(埼玉県)
秩父市→皆野町
→秩父市
本当は羊山公園にも行くつもりだったけど…
10:40 御花畑駅(秩父市)
 秩父夜祭が行われたこの日、祭を見に行くついでに、蓑山や、秩父市街地に近い羊山公園秩父ミューズパークをまわることにしました。(平日にもかかわらず…っていうかこのページは全部平日だな…)
 なお、羊山公園は、芝桜を見に行った際にも訪れましたが、そのときはまだ「遊名山」に挑戦する気もなかったので、当然、証拠の写真も撮っていません。二度手間になってしまったな…と出発前に思っていましたが、結局「三度手間」になってしまうとは…(詳しくは下のほうで)

 まずは西武線で西武秩父まで行き、既に始まっている祭りを無視して、秩父鉄道の御花畑駅へと歩いていきました。駅名にちなんでか、花を植えたプランターが沢山置いてあります。なお、この駅の周りは土地に余裕が無いので、「本物の花畑を作ってしまう」なんて事はできなさそうです。
11:07 黒谷駅(秩父市)

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 蓑山へは、黒谷・皆野・親鼻の各駅からそれぞれ登山道が出ています。
 今回は、黒谷駅から登って、皆野駅へ降りることにしました。
 国道140号線を少し北へ歩いてから右へ曲がります。


 ちなみにこの山、自動車でも山頂に行けます。
蓑山への道(秩父市)  登り始めてすぐに、和銅遺跡への案内版が目に付きましが、今日は時間に余裕が無いので、無視して先に進みました。
 12:00には花火の音が沢山聞こえました。おそらく祭の関係だろうと思います。
12:15〜13:06 蓑山山頂・美の山公園
(秩父市・皆野町の境)

↑美の山公園(クリックで拡大

↑秩父市街地・武甲山方面(クリックで拡大
 山頂でありながら立派な公園です(まあ車でも来られるのだけど)。桜の名所でもあるらしいです。「蓑山」も「美の山」も「みのやま」と読みます。

 2箇所にある展望台からは、皆野町から秩父市街地に至る荒川沿いの盆地や、さらにその向こうの武甲山までの壮大な景色が見られます。
13:13 蓑神社(蓑山神社?)(皆野町)
 皆野駅方面への道を少し下ると、この神社があります。
 なんとここで、道が3つに分岐しています。そのすべてが皆野駅に続いているらしいですが、とりあえず真ん中の道(だったと思う)を選びました。
13:45 農山村具展示館(皆野町)
 かなり下まで降りてきたと思えるころ、この「農山村具展示館」の案内板があったので、立ち寄ってみました(和銅遺跡は無視したのに…)。 

 休館でした。
14:10 皆野駅(皆野町)

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 駅にたどり着きました。
 ここから再び御花畑駅へと戻ります。
御花畑駅→羊山公園→ミューズパーク
(以降は秩父市)
 御花畑駅から、まず、羊山公園へ向かいました。しかし、何か様子がおかしいです。どうも立ち入り禁止みたいなのです。
 実は羊山公園の高台は、祭での花火の打ち上げ場所になっているので、一般人は入ることができなかったのです。羊山公園の制覇はまたもお預けとなってしまいました…。

 しかたないので、ミューズパークへ向かう事にしました。普段は西武秩父駅からバスで行けるのですが、この日は祭のため、駅前にバスが来るはずもない状況です(あくまで勝手な判断。本当に走っていなかったのかはいまだに不明)。そのため歩いて向かいました。
 途中からは車道を離れ、勘を頼りに山道を登っていきました。(ハイキングコースではないので、案内板など殆ど無い)
15:55 秩父ミューズパーク展望台

↑展望台の上にあるモニュメント

↑展望台からの景色クリックで拡大
 レジャー施設・秩父ミューズパークの一角にある展望台です。秩父市街地が見渡せます。武甲山(南)・蓑山(北)に次いで、今回は西からの眺めです。
 
 日没までもう時間があまりないので(って毎回こんなのばかりだが…)、帰りは車道を歩いて降りていくことにしました。
16:55 秩父ハープ橋(秩父公園橋)
 荒川にかかる立派な橋です。
 先ほどの展望台からの景色の中でも、武甲山からの景色2003.10.30)のなかでも目立っていました。

 ちなみにこの日は、特定のバス以外は車両通行止めになっていました。
17:25 秩父駅前

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 秩父鉄道の秩父駅の前です。山車(屋台?笠鉾?)が待機しています。

 これからどこへ行くべきなのか、よく分からなかったですが、とりあえず秩父神社の方向へ歩いていきました。
18:00 秩父まつり会館  秩父夜祭についての展示がされている資料館です。秩父神社の近くにあります。
 いつでも秩父夜祭が見られるようにというコンセプトで作られたものなので、本当の祭のときに入るのは何か変な気がします。
 でも、ここに入ったおかげで、この祭の見所を知ることが出来ました。
18:30頃〜 秩父神社周辺

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 屋台が動き始めていました。これからが祭りの本番です。

 しばらくこの場所で見た後、クライマックスの舞台となる(と秩父まつり会館で知った)、東の方へ向かいました。
20:00頃〜 団子坂・御旅所

↑花火(クリックで拡大

↑登ってくる山車(クリックで拡大
 秩父夜祭の日には、秩父神社の女神と武甲山の男神が会うことが出来ると言われています。その場所は、武甲山と秩父神社を結んだ直線上に位置し、「亀の子石」がある秩父公園だそうです。夜祭のときは「御旅所」と呼ばれます。秩父市役所と西武秩父駅の間です。
 祭のクライマックスは、この場所に山車(屋台・笠鉾)が集結してくる時です。(ちなみに笠鉾とは、笠のような飾りが付いた鉾を載せた山車…のはずですが、電線を避けるために鉾は外されています。そのため、私には屋台との見分けが付きません
 御旅所の手前には団子坂という坂があり、そこを屋台・笠鉾が登ってくるのが見所です。また、羊山公園から打ち上げられる大量の花火も見所です。

 人ごみをかき分けて進んでいったところ、団子坂を登りきる瞬間が見える場所を確保することが出来ました。
 すべての山車が集結するのを見届けた後、最終の所沢行き(臨時電車)で帰りました。


行った日 行程 遊名山30(ポイント) 市町村
2004年12月14日 (飯能駅からのバス)永田大杉バス停→多峯主山
天覧山
→飯能駅
多峯主山(271)
天覧山(195)
(埼玉県)
飯能市
関東平野の端っこ。
??:?? 永田大杉バス停
今回はずっと飯能市)
 また平日です。今回は、かなり簡単に登れる山を訪れました。 
 まずは、飯能駅からバスに乗り、永田大杉バス停へ向かいました。ここから多峯主山を経て天覧山へ向かいます。
 登山道へは、バス停から少し飯能駅側へ戻り、左に曲がって入ります。
13:00 御嶽八幡神社
(おんたけはちまんじんじゃ)
 そこそこ急な坂を登って行くと、この神社が有りました。
13:10 多峯主山
(とうのすやま)

↑看板と西側の風景(クリックで拡大

↑東側・関東平野(クリックで拡大
 山頂です。標高はわずか271mしかありませんが、東側はかなり景色が良いです。
 というのも、東側には、ここよりも更に低い天覧山くらいしか視界をさえぎるものが無く、その向こうには関東平野がどこまでも続いているからです。
13:20 雨乞池
 山頂のすぐ近くでありながら、枯れた事がないという池です。それにあやかって、旱魃(かんばつ)の際には、この池で雨乞いが行われていたということです。
13:40 見返り坂
 義経の母である常盤御前が、風景の美しさに、振り返りながらこの坂を登ったという言い伝えがあるらしいです。(顔振峠でも似たような言い伝えがあるが…)
 坂を下りてから振り返って写真を撮りました。(言い伝えとは逆だな…)

 ちなみに、坂の下には「飯能笹」という珍しい笹が大量に生えています。
13:50 天覧山

↑天覧山・195M

↑東側の風景(クリックで拡大
 飯能笹の群生地帯を通り抜けると、意外にも急な登り坂となります。そして登りきった所が天覧山の山頂です。

 関東平野が目の前に広がっています。


 ここからは、高麗峠へも近いので、ついでに行ってみようかと思い、飯能駅方面ではなくそちらの方へ降りて行きました。
??:?? 恩田バス停  線路がある所に降りてきました。この近くには、西武鉄道の武蔵丘(むさしがおか)車両検修場があります。周囲を宅地開発して、武蔵丘駅を作るという計画が有るのですが、強い反対運動もあり、実現しそうもありません。

 ここまで来てしまいましたが、高麗峠はまた今度、日和田山とセットで行けばいいやという気になったので、バスを使って飯能駅へと戻りました。


行った日 行程 遊名山30(ポイント) 市町村
2004年12月16日 高麗駅→日和田山高麗峠→高麗駅

西武秩父駅→羊山公園忠霊塔
日和田山(305)
高麗峠(177)
羊山公園(283)
(埼玉県)
日高市・飯能市

秩父市
再び関東平野の端っこ + ようやく制覇の羊山公園
・・・すみません。時刻が分からない所が多いです。
??:?? 高麗(こま)しばらくは日高市)  今回向かう場所は、日和田山です。小・中学生のときの遠足で何度も訪れた場所でもあります。また、2日前に行くのをやめた高麗峠、さらには、13日前に入れなかった羊山公園にも立ち寄ることにしました。

 さてここは、かつて高句麗からの渡来人によって開拓された地です。
 駅前には、「天下大将軍」「地下女将軍」の2本のポールが立っています。朝鮮では、村の入り口によく有るものならしいです。(写真は後ほど↓)

 しばらく住宅地の中を歩いてから、登山道に入ります。足場はかなり良く、歩きやすいです。途中、男坂と女坂に分かれていますが、女坂のほうを登っていきました。
??:?? 金刀比羅(ことひら)神社

↑巾着田を見下ろす(クリックで拡大
 男坂と女坂の合流地点に神社があります。ここからは、巾着田が見下ろせます。
 巾着田とは、川(高麗川)の大きく蛇行している部分に挟まれた、巾着の形のような場所です。曼珠沙華(彼岸花)の名所でもあります。
14:50 日和田山

↑山頂(クリックで拡大

↑関東平野(クリックで拡大
 金刀比羅神社から少し登ると山頂です。

 ここも天覧山と同じく、目の前まで関東平野が広がっています。たった305mしかないのに、かなりの絶景です。この場所に初日の出を見に来る人も多いらしいです。

 来た道を引き返し、ふもとまで降りて行きました。足場が良いので、一気に駆け下りて行くことが出来ます。
??:?? 巾着田  先ほど上から見下ろした巾着田の脇を通り抜けていきました。高麗峠への入り口は住宅地の中にあります。
15:40 高麗峠(日高市・飯能市の境)
 緩やかな登り坂をしばらく進むと高麗峠にたどり着きます。といっても特に何の変哲も無い場所です。

 このまま進むと、2日前に行った場所に着きますが、高麗駅に引き返すことにしました。
16:30 高麗駅

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 夕焼けの中の「天下大将軍」・「地下女将軍」です。
 いい写真が撮れたと思ったのですが、左手に持ってた、デジカメのカバーが、左下の方に写ってしまっていました…
 西武池袋線&秩父線(ちなみにその境は吾野駅)
??:?? 西武秩父駅以下秩父市)  西武秩父駅です。羊山公園へ行くついでに、夜祭の際には見れなかった「亀の子石」を見に行きくことにしました。
17:30 秩父公園(御旅所)・亀の子石
 夜祭の日に、秩父神社の女神と武甲山の男神が出会う場所、秩父公園の亀の子石です。

 「亀みたいな石」をイメージしていましたが、「亀の石像」でした。
18:00(?) 羊山公園・忠霊塔

左:撮影ポイントの「忠霊塔」
右:秩父市街地の夜景(クリックで拡大
 ようやく制覇することが出来た羊山公園です。忠霊塔は、この時にも行った、武甲山資料館などが有る高台に有ります。ここからも秩父市街地を見下ろすことが出来ます。

 ただし、こんな暗いときに、高い塔と自分がうまく移るように撮る(しかも1人だけで)のは、難易度が高かったです。

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